“新型肺炎”空港での検疫態勢などを強化
新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が中国各地で急増する中、政府は関係閣僚会議を開き、水際対策の徹底などの対応方針を決定した。一方、厚生労働省は、空港での検疫態勢などを強化している。
加藤厚労相は21日の会見で、中国・武漢市からの入国者に対して、健康状態を確認するために質問票を配布するなど対策を強化すると述べた。また、せきや発熱などがあればマスクを着用し、事前に医療機関へ連絡した上で、受診するよう呼びかけている。
厚生労働省は、国内や韓国で感染が確認された人と接触があった41人の健康状態を継続的に確認しているが、今のところ新たな感染者や体調不良を訴えている人はいないという。