客引き被害防止へ 宿泊施設でも注意喚起を
東京オリンピック・パラリンピックの期間中に外国人観光客が悪質な客引きにひっかかるのを防ごうと、警視庁は29日、ホテル業界との研修会を開き、宿泊施設でも注意喚起するよう呼びかけた。
新宿警察署で行われた客引きに関する研修会には、新宿区内のホテル関係者ら約50人が参加した。研修会では泥酔した客を狙ったクレジットカードの架空決済や、ぼったくり店への案内など悪質な実例が紹介された。
歌舞伎町を管轄する新宿警察署には、去年、飲食店でのぼったくり被害の相談が41件あり、このうち約半数が観光客など外国人だという。
東京オリンピック・パラリンピック中は外国人観光客がさらに増加するため、警視庁はホテルなどでも注意喚起をしてほしいと呼びかけている。