約3700人が船内待機 外の空気吸う姿も
新型コロナウイルスへの集団感染が確認されているクルーズ船で、7日、新たに41人の感染が確認された。
ダイヤモンド・プリンセス号では、依然およそ3700人の乗客乗員が船内にとどまることを余儀なくされている。時折バルコニーから乗客の方が顔をのぞかせ、外の空気を吸う様子や、隣の部屋の方とみぶりてぶりでやりとりをする姿が見受けられた。また、長い船内生活に備え、港の作業員や自衛隊の隊員が物資の入った箱を船に運び込む様子も見られた。
厚生労働省によると、ダイヤモンド・プリンセス号について、171人のウイルス検査の結果が判明。7日、新たに41人の陽性反応が確認されたことが発表された。41人はすべてが乗客で、そのうち20代の女性1人と50代~80代の男女20人のあわせて21人が日本人だという。
5日に10人の陽性反応が初めて発表されてから、7日までであわせて61人の感染が確認された。
7日もあわせて9台の救急車が次々と入れ替わりで船に横付けしては、病院へと出発し、船の周辺では防護服やマスク姿の人があわただしく対応に追われていた。残りの乗客乗員が下船できるのは19日以降になる見込み。