国民の“防災意識の高まり”明らかに…背景に災害激甚化 内閣府が防災に関する世論調査
内閣府が行った防災に対する国民の意識調査で、近年、災害が激甚化していることを背景に、防災意識が高まっていることが明らかになりました。
調査は5年ぶりに行われましたが、風水害に備えてどのような対策をしているかという問いに対し、「台風や大雨情報を意識的に収集するようにしている」と回答した人が全体の77.2%に達しました。調査方法が異なるため単純比較はできないものの、2009年の39.9%から大幅に上昇しています。
また、災害時の被害を少なくするため重点をおくべき対応について、国や自治体などによる「公助」が9.3%にとどまったのに対し、「自分の身は自分で守る『自助』に重点をおくべき」とする人が28.5%と大きく上回りました。
内閣府は、豪雨災害など年々激甚化する中、国民の防災意識が高まっていると分析しています。
画像:2016年熊本地震での救助活動