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両陛下の恋…乗せた“あずき色の軽ワゴン車” 警察にも内緒...前代未聞の「隠密行動」

2023年6月9日 23:17
両陛下の恋…乗せた“あずき色の軽ワゴン車” 警察にも内緒...前代未聞の「隠密行動」

9日、天皇皇后両陛下は結婚30年を迎えました。陛下が皇后さまにプロポーズされたのは、1992年10月3日のこと。当時、プロポーズの情報をいち早くつかんだのが、元読売新聞記者で「皇太子番」を務めた井上茂男さんです。陛下の側近の職員が使っていた「あずき色の軽ワゴン車」の写真を手にした井上さんは、両陛下にまつわる“驚くべき事実”を語りました。

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結婚から30年の節目を迎えた9日、天皇皇后両陛下が感想を寄せられました。

両陛下のご感想
「喜びを分かち合いそして時には悲しみを共にしこれまでの歩みを進めてこられたことに深い感謝の念を覚えます」

1993年1月の婚約会見では、陛下のプロポーズの言葉が注目されました。

天皇陛下(婚約会見で)
「(1992年)10月3日に千葉県の鴨場でもって、雅子さんの方に『私と結婚していただけますか』というようなことを申しました」

皇后さま(婚約会見で)
「『雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから』というふうにおっしゃってくださいました」

陛下が皇后さまにプロポーズされたのは、この会見の約3か月前の1992年10月3日。場所は、伝統的な鴨猟などで国内外の賓客をもてなす千葉県にある「新浜鴨場」でした。

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プロポーズの情報をいち早くつかんだのが当時「皇太子番」の記者だった井上茂男さんです。見せてくれたのは、陛下の側近の職員が使っていた「あずき色の軽ワゴン」の写真でした。

日本テレビ客員解説員・元読売新聞記者 井上茂男さん
「(陛下は)後部座席に身を隠して赤坂御用地を脱出して、鴨場まで行かれます。警察には内緒の隠密行動で“前代未聞の出来事”でした」

陛下は、軽ワゴンの後部座席で布をかぶって横たわり、身を潜めてプロポーズの現場に向かわれたそうです。そして、取材を進める中、さらに驚くべき事実が判明しました。

日本テレビ客員解説員・元読売新聞記者 井上茂男さん
「まさか雅子さまが、この車で当時の東宮仮御所に入られると思わなくて」

皇后さまは陛下とデートするため、3回ほど「あずき色の軽ワゴン」に乗られたといいます。プロポーズを承諾した日も、この車で極秘に御所に入られたということです。

日本テレビ客員解説員・元読売新聞記者 井上茂男さん
「陛下も雅子さまも、潜んで会われていく。そこに恋のプロセスがあるし、30年たっても非常に仲睦まじいのも、そういうプロセスを経てのことなんだなと思います」

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30年前の6月9日、ご結婚の日の朝は、あいにくの雨でした。天皇陛下33歳、皇后さま29歳での新たな門出。特に大きな関心が寄せられたのが、皇后さまが着用されたドレス「ローブ・デコルテ」でした。ドレスをデザインしたのは、世界的デザイナーの森英恵さんです。

森英恵さん(1993年9月の取材で)
「(皇后さまは)華やかな、私は"白いバラみたいな方だな"と思ったんです。最初お目にかかったときの雰囲気がそれで。それをイメージいたしましてね」

雨が続いたご結婚当日。パレードに向けてオープンカーとは別に屋根のある車も準備されていました。

日本テレビ客員解説員・元読売新聞記者 井上茂男さん
「10分ほど前ですかね。こう、“サー”っと音がするように、雨が上がっていくといいますか。引いていって。『ああ、空までもが祝福しているのか』という言葉さえ浮かぶ状況でした」

結婚パレードはオープンカーで行われ、沿道には、約19万人が集まりました。

両陛下のご感想
「30年前、雨の降る中で執り行われた結婚の儀や、午後の朝見の儀、多くの方から温かい祝福を頂いたパレードなどを懐かしく思い出します」

人生の半分を、共に歩まれてきた両陛下は、長女・愛子さまについて「私たちの生活を楽しく和やかなものにしてくれるだけでなく、私たちにとっても新たな学びへとつながっていると感じます」としています。