小学校から高校までの教師にむけた児童や生徒の指導に関するガイドブック「生徒指導提要」が、およそ12年ぶりに改訂されました。

生徒指導提要については、いじめ防止対策推進法の成立や日々変化する学校現場の現状を踏まえ、改訂にむけた議論が進められてきましたが、8月に有識者会議から了承を得たことを受け、文部科学省は6日、新しく改訂された生徒指導提要を公表しました。

およそ12年ぶりに改訂された生徒指導提要では、「こどもの権利」について明記されたほか、「性的マイノリティー」に関する項目も新たに追加され、配慮や支援の具体的な事例なども初めて盛り込まれました。

また、いわゆるブラック校則問題を受けて、校則をHPなどで公開することや、校則変更のプロセスを明示した上で児童生徒などの意見を聞くことが望ましいとしています。

新しい生徒指導提要は幅広い読み手を想定し、誰でもアクセスできるようネット上で公開（https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008_00001.htm）されています。