線状降水帯発生の山口県 河川氾濫で浸水被害…車水没で死者も
活発な梅雨前線の影響で、西日本を中心に各地で記録的な大雨となりました。山口県では1日未明、線状降水帯が発生し、冠水被害が出ています。山口市から中継です。
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冠水被害が出ている山口市黒川に来ています。先ほどにくらべ水位は下がってきているものの、依然としてあたり一面が水没しています。地元の人によりますと、この場所は田んぼだということですが、建物や車のほとんどがつかるほどの水が入り込んでいます。
山口県では1日未明、線状降水帯が発生。各地で1時間100ミリに達する猛烈な雨を観測しました。県西部の山陽小野田市でも河川が氾濫し、1513世帯3367人に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されています。
また、人的被害も出ています。山口市小郡上郷では、水路に転落した軽乗用車から男性1人が救出されましたが、その場で死亡が確認されています。
また、美祢市では車両7台が冠水した道路で立ち往生し、このうち1台に乗っていた人と現在、連絡がとれていないということです。
山口県内の激しい雨はピークを過ぎたものとみられ、これからさらに被害の詳しい状況が判明していくものとみられます。