山口県で未明に「線状降水帯」発生 土砂災害などに厳重警戒を 九州でも「線状降水帯」発生のおそれ
活発な梅雨前線の影響で、山口県と福岡県では、猛烈な雨が降ったものとみられ、山口県では1日未明、線状降水帯が発生しました。このあと日中にかけても、九州では線状降水帯が発生するおそれがあり、引き続き、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
梅雨前線が日本海からゆっくりと南下し、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。このため、前線の活動が活発になり、山口県では1日未明、発達した雨雲が連なる「線状降水帯」が発生。下関市豊田では、3時間で164ミリの雨が降り、観測史上1位の大雨となりました。
九州では、日中にかけても線状降水帯が発生しやすい状態が続き、局地的に猛烈な雨が降るおそれがあります。また、西日本から東日本は、広い範囲で非常に激しい雨が降り、大雨となりそうです。
2日朝までの予想雨量は、九州で200ミリ、東海で180ミリ、近畿で150ミリ、関東甲信や四国で120ミリなどとなっています。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重な警戒が必要です。