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阪神・淡路大震災から29年、神戸市で追悼行事 “能登の被災者”に思い寄せ

2024年1月17日 16:27
阪神・淡路大震災から29年、神戸市で追悼行事 “能登の被災者”に思い寄せ

阪神・淡路大震災から17日で29年です。6434人の犠牲者を悼み、追悼行事が行われている神戸市から中継です。

追悼のつどいには、17日未明から世代を問わず、多くの人が訪れています。元日に起きた能登半島地震。灯籠には能登半島地震の被災者を励ます多くのメッセージが寄せられています。同じ被災地の神戸から能登へ、午後4時10分の発生時刻に合わせ、黙とうがささげられました。

ことしの灯籠に描かれたのは「ともに」という文字です。この文字には、阪神・淡路大震災の記憶を、世代を超えて語り継いでいくという決意とともに、被災地・神戸から能登半島地震の被災者に向け「共に助け合う」「寄り添い続ける」という思いが込められています。

鎮魂のため、忘れないため、語り継ぐため、寄り添うため。ここに来る理由は人それぞれですが、一年に一度、同じ場所で、ともに祈ることに大きな意味があると感じます。

来年、神戸は阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えます。世界中で地震が絶えない中、悲しむ人を一人でも減らせるように、できることは何か。私たち一人ひとりに改めて問われているのかもしれません。