突然の豪雨も対応 新型気象レーダー導入へ
気象庁が、突然の局地的豪雨にも対応できる新型の気象レーダーを導入する。
気象庁が27日に公開したのは、千葉県柏市にある新型のレーダーで、関東地方をカバーしている。
従来のレーダーが、水平方向の電波しか出していなかったのに対し、新型レーダーは、垂直方向も加えた2つの電波を使うことで、雨の強さや雲の状況などを、高い精度でとらえられるという。
また、観測にかかる時間も、今までの10分から、5分に短縮され、突然の局地的豪雨への監視能力が上がるという。
レーダーでとらえた情報は、「危険度分布」や「雨雲の動き」に反映され、気象庁ホームページで確認できる。
気象庁は、この新型レーダーの運用を、来月5日から始める予定で、今後、全国20か所全てのレーダーを更新し、豪雨に備えたいとしている。