ロイヤルリムジン 従業員の大量解雇撤回へ
新型コロナウイルスによる業績悪化を理由に、タクシー会社「ロイヤルリムジン」グループが従業員600人の大量解雇を決めた問題で、グループ側が従業員が加入する労働組合に対し解雇を撤回する方針を示したことがわかりました。
「ロイヤルリムジン」グループは今月上旬にグループ会社の従業員に解雇を通告していますが、一部の運転手は解雇は無効だとして東京地裁に仮処分を申し立てています。
従業員10人が加入する労働組合「日本労働評議会」によりますと、20日に行われた団体交渉でグループ側が「解雇という意図で考えていなかった。解雇はしていない」として、10人全員の解雇撤回が伝えられたということです。
グループ側は取材に対し「労働契約の合意を目指していたが、合意を得られなかった方に関しては引き続き従業員である」としています。