山伏修行で知られる山形県鶴岡市の出羽三山神社で26日、一般の男性が参加できる修行「秋の峰入り」が始まりました。

「秋の峰入り」は一般の男性が参加できる山伏修行で、秋の訪れを告げる風物詩です。

今年は北は北海道から南は沖縄まで114人が参加しました。

一行は26日午後、宿坊街にほら貝の音を響かせながら修行の拠点となる羽黒山の山頂を目指して出発しました。

「長野県から来ました。伝統ある山で正式な修行をしてきなさいということで参りました」

「佐賀・唐津市から来ました。4年待ってやっと修行を始めることができるようになった」

「初めてのことばかりだと思うのでご迷惑をお掛けしないように修行を満了できるよう頑張りたい」

一行は、山に入る前に人をかたどった紙で体をなでて、汚れをはらいました。参加者は1週間、山頂付近のお堂で寝泊まりし、険しい山を登る「山駆け」などの荒行に臨みます。