都内感染者13人中8人は歓楽街関係者や客
東京都は1日、新たに13人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。このうち3人は、政府の緊急事態宣言が解除される前に、夜の歓楽街で開かれたイベントに参加した客と従業員でした。
東京都内の新たな感染者は、20代から70代までの男女13人で、年代では20代が最も多く、およそ半数の7人でした。
感染者のうち8人は、飲食接客業や客など、夜の歓楽街と関係のある人でした。
また、このうち3人は、政府の緊急事態宣言が解除される前の5月中旬に開かれたイベントの客と従業員で、先月31日も従業員1人の感染が確認されていました。このイベントには、若い男女20人から30人が、参加していたということです。
都によりますと、直近1週間の感染者数は90人で、このうちおよそ3割にあたる26人は、夜の歓楽街で働く人と客で、居住地は新宿エリアが多いということです。
都は、夜の歓楽街への外出は、特に注意するよう呼びかけています。
一方、感染者のうち3人は、院内感染が起きたとみられる小金井市にある武蔵野中央病院の患者と医療従事者で、この病院の感染者は、これで19人となりました。
都内の感染者数は5249人で、都が休業を再要請する際の指標の1つとなる、「週単位の陽性者の増加比」は、1.88となり、目安の「2」に再び近付いています。