学校再開で「売れ筋」に変化…品切れも
分散登校などで学校が再開されているのに伴い、小売店などの売れ行きに変化が見られるといいます。学校で使うものにも変化が起きています。これまでなかった傾向が見られるだけでなく、学校から帰宅してからの食事にも意外な影響が出ています。
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8日朝、登校してくる多くの小学生がつけていたのは、「手作りマスク」。
小学5年生「お母さんが作ってくれた」
先週から首都圏の多くの学校で授業が再開される中、手作りマスクの需要がさらに拡大していて、さいたま市の100円ショップの手芸のコーナーでは、手作りマスクの材料で使う細いひもが一部売り切れて、空っぽの棚も。
100YEN SHOP FLET’S 運営部・双木雅夫さん「(ゴムひもは)メーカーの方で欠品が多く続いている状況で、まだ(仕入れが)不安定な状態ではあります」
こちらの親子連れは――
マスクを手作りした母親「学校通うのに、使い捨て(マスク)だともたない。これ(手作りマスク)だったら洗って何回も使えるので、学校用に作りました」
着なくなった服で手作りをしたという人も。
マスクを手作りした母親「なるべく本人が肌心地いいものを。(学校でマスクつける)時間も長くなってくると、苦しくなるかなと思ったので」
小学校や保育園が再開し、子供がマスクをする機会が増加。しかし、この暑さでマスクを子供が嫌がり、困っている親も多いはず。そんな親子の助けとなりそうな商品が「飛沫対策ガード防止(こども用)2178円 ※使用目安3~5歳」。帽子の下に透明シートが付いていて、飛まつが防げるというものです。
公園にいた子供たちにかぶってみてもらいました。マスクによる熱中症リスクの高まりを防ぐことが期待できると、話題になっています。
試着した子の母親「マスクでここ(マスク内)の熱さが気になったりしちゃうので、こういうのがあったら便利だと思います」
番組スタッフの子供も、蒸れを気にすることなく遊んでいました。
感染拡大で、売れるランドセルにも変化が。来年の春に入学する子供向けのランドセルの展示会で人気になっていたのは――
感染拡大で、よく手が触れるベルト部分の衛生面を気にする人が増加。取り外せてベルトを洗えるランドセルへの問い合わせが増えたといいます。
学校の再開と共に、始まったのが給食です。さいたま市の小学校では、ひとクラスを午前と午後の2班にわけて授業を行っています。授業が終わり、先生が配っている給食を見てみると、机には、牛乳とおにぎりだけしかありません。
実は、急きょ、学校の再開が決まったため、食材などの確保ができず、先週は牛乳のみ。今週になって、ようやく主食も提供できるようになりました。食べ盛りの子供たちは…
小学校6年生「1品だと足りないので家に帰って食べようと思う」
そこで、家で子供が1人でも手軽に作って食べられる袋入りの商品が売れ筋に。
「袋のままできるチキンオムライス」は、袋の中にオムライスのチキンライスなどが入っていて、卵を2回に分けて入れていきます。そしてレンジでチンをすると、オムライスがあっという間に完成するという商品です。
また、「WILDishシリーズ 焼豚五目炒飯」はレンジでチンをして、袋のままで食べることができる五目チャーハンです。お皿を使う必要がなく、洗い物の手間も省けるということです。