“首相襲撃”殺人未遂や公選法違反など複数容疑で立件検討
和歌山市で岸田首相の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件で、警察が、殺人未遂のほか、公職選挙法違反など複数の容疑で立件を検討していることが分かりました。
木村隆二容疑者は15日、和歌山市で、岸田首相が演説する直前に爆発物を投げ込んだ威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
現場と所持品から爆発物とみられる筒状のもの2本やライターなどが押収されたほか、現場から60メートル先の壁には爆発物のふたとみられる部分がめり込んでいました。
警察は、岸田首相を狙った殺人未遂の容疑も視野に爆発物の威力を調べています。
また、木村容疑者がナイフを持っていたことから銃刀法違反の容疑や、被選挙権を巡って国を相手に裁判を起こしていることから暴力などによる選挙の演説の妨害を禁じる公職選挙法違反が適用できるかどうかも、慎重に捜査しています。