“賭け麻雀”産経新聞 記者の懲戒処分発表
検察庁のナンバー2だった東京高等検察庁の黒川弘務前検事長が、緊急事態宣言中に新聞社の社員らと賭けマージャンをしていた問題で、産経新聞は16日、記者の懲戒処分を発表しました。
産経新聞社は、緊急事態宣言下において、少なくとも4回にわたり東京高検の黒川弘務前検事長と賭けマージャンをしていた40代の記者2人について、社内規定に違反する不適切な行為があったとして、17日付で4週間の出勤停止の懲戒処分にしました。
また、上司だった鳥居洋介取締役らについても、監督責任を問い、減俸処分とし、飯塚浩彦社長は報酬の一部を自主返上するということです。
産経新聞の調査によりますと、記者2人は記者の自宅マンションで少なくとも4回以上金銭を賭けたマージャンを行っていたということで、賭けに勝った者が得た金額は多くても2万円程度だったということです。
産経新聞は、「記者2人が取材過程で賭けマージャンをしていた問題は外出自粛を呼びかけていた新聞社の記者の行動として極めて不適切でした」などとコメントしています。