東京 感染状況・医療提供体制ともに「最も深刻」維持
17日、まん延防止等重点措置の今月21日での解除が正式決定する東京都は、新型コロナのモニタリング会議を開き、警戒レベルについて感染状況、医療提供体制ともに最も深刻なレベルを維持しました。
大曲先生「年度末前後のイベントによる人の移動、接触機会の増加やオミクロン株BA.2系統の影響を受ければ、感染が再拡大する恐れがある」
都内の感染者の7日間平均は、16日時点で8093人で、緩やかな減少傾向にあるものの、いまだ、第5波のピーク時のおよそ1.7倍と指摘されました。
専門家は、感染力がより強いとされるオミクロン株の新たな種類BA.2の影響などで、「感染が再拡大する恐れがある」と警戒感を示しています。
今月1日から1週間の都の独自のPCR検査でのBA.2の疑い例の割合は、前週から6.4ポイント上昇し18.2%となりました。
医療提供体制については、前週より改善したものの、高齢者への対応などで医療従事者の負担が長期化し、「通常の医療が大きく制限されている」と指摘。
感染状況、医療提供体制ともに4段階のうち、最も深刻な警戒レベルを維持しました。