「祇園祭」が行われている京都では、新型コロナウイルスの影響でハイライトの山鉾巡行が中止となるなど、異例の前祭となりました。

１７日午前、京都の四条通では、中止となった山鉾巡行に代わり、山鉾の連合会の役員たちおよそ３５人が市内を練り歩き、新型コロナウイルスの収束を祈りました。

午後には例年、八坂神社の祭神が分霊された３基の神輿が京都市の中心部をまわりますが、こちらも中止となり、祭神を分霊した榊を神輿の代わりに馬の背中に乗せ、榊を立てる御旅所を目指しました。

このようなかたちで縮小した神事を行うことは、歴史上初めてで、今年は静かな祇園祭となっています。