ことしの祇園祭は、新型コロナウイルスの影響ですべての山鉾建てを自粛することになりました。

祇園祭山鉾連合会は２日朝に会見し、新型コロナウイルス感染防止の観点から、ことしは、３４基全ての山鉾建てを自粛すると発表しました。

祇園祭山鉾連合会・木村幾次郎理事長「疫病退散を本義とする祇園祭が疫病により中止となることは本末転倒との意見もあったが、情報の発達した現代においては、疫病退散のお祭りで病人を出すことこそ本末転倒」

ことしは、山鉾巡行の中止がすでに決まっていて、祭り２日目の行事で巡行の順番を決めるくじ取り式も行なわれませんでした。それぞれの山と鉾の保存会での神事は短時間で行われる予定です。