ウィーン少年合唱団 存続危機 コロナ影響
「天使の歌声」として知られるオーストリアのウィーン少年合唱団が、新型コロナウイルスの影響で存続の危機に立たされています。
ウィーン少年合唱団は500年以上の歴史がありますが、運営費を政府や自治体に頼ることなく、年間300回ほど開くコンサートの収入などでまかなっています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で練習が十分にできていないほか、今年3月以降、すべてのコンサートが中止となり、収入が激減しました。
合唱団は「危機的状況で厳しい」と話していて、インターネット上などで寄付を募っていますが、今後感染の第二波も心配される中、状況が改善するメドは立っていません。