職業差別ともとられかねない発言が物議をかもしていた静岡県の川勝知事が10日、辞職願を提出し、会見を行いました。

10日、静岡県庁に姿を見せた川勝知事。辞職願の提出を前にいまの心境を問われると…。

川勝平太知事
「心境？散りぬべき　時知りてこそ　世の中の　人も人なれ　花も花なれ。細川ガラシャです」

戦国時代の辞世の句を引用し、その後、県議会議長に辞職願を提出しました。

川勝知事は当初、6月の県議会初日に辞職する意向を示していましたが、自民党・公明党の両会派が早期の辞職を求めていました。

午後2時からの会見では10日、辞職願を提出した理由について説明しました。

川勝平太知事
「私の発言等で県民の皆様にご迷惑をかけていると自覚があったので、なるべくそれを早く止めたい。県政の空白を短くすると、なるべく早く私が去るのが県民のためになる」

川勝知事は来月10日に失職し辞職に伴う県知事選挙は、5月9日告示・26日投開票が濃厚となっています。