東京463人感染 死亡者の多くに基礎疾患
東京都では7月31日、新たに463人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、7月30日の367人を100人近く上回り、過去最多を更新しました。
東京都内で新たに確認された感染者は、10歳未満から80代までの463人で、2日連続で過去最多を更新しました。このうち20代、30代が332人で、全体の7割を占めています。
今のところ感染経路が不明な人は289人で、いわゆる「夜の街」での感染が75人、職場内感染が27人、家庭内感染が29人で友人間の感染も増えています。
感染者数の急増について都は、新宿保健所管内で146人が確認されたほか、7月28日の検査数が5600件を超えたことも、影響したとみられると説明しています。また、新たに50代と70代の男性2人の死亡が発表されました。
一方、東京都は都内の死亡症例について取りまとめました。
6月30日までの死亡者数は325人で、死亡率は5.2パーセント、平均年齢は79.3歳でした。死亡者の感染経路では病院など施設内感染が51.7パーセントと高く、死亡者の約半数が2週間以内に死亡していて、多くが糖尿病や高血圧など何らかの基礎疾患があったということです。