お盆の墓参り“花火”で先祖供養 大間町
青森県大間町で、お盆の墓参りで花火をする珍しい風習がことしも行われ、にぎやかに先祖を迎えました。
お盆の墓参りで花火をする風習が受け継がれているのは、大間町です。
日没が近い午後6時すぎには墓参りの人たちが共同墓地を訪れ、先祖の霊に手を合わせたあと、お墓の上に置いた花火に火をつけます。花火は噴水のように火花をふき上げて、にぎやかに先祖の霊を迎えていました。
この風習は、昭和の初めに迎え火や送り火の代わりに花火を使ったのが始まりとされています。
墓参りした子ども「ご先祖様も楽しいと思うんじゃないかな」
墓参りの高校生「ほかでは見られない文化なので、大間独特の文化として今後も続けていくべきだと思います」
ことしは新型コロナウイルスの影響で帰省を控えた人が多いということですが、大間町ではお盆の間、毎晩花火で先祖を供養します。