広島土砂災害 被災地で祈り、復興に課題も
77人が犠牲になった広島市の土砂災害から20日で6年がたち、被災地で祈りがささげられました。一方、復興には課題が残されています。
広島市安佐南区八木地区では6年前、土石流が発生したとみられる時刻に合わせ、住民らがおよそ200個のキャンドルや灯篭をともし、犠牲者に祈りをささげました。
娘夫婦を亡くした若松順二さん「やはり寂しいし、会いたい気持ちもずっと持ってます。私の足腰が立つ間は毎回続けていきたい」
6年前、広島市北部を中心に発生した土砂災害では77人が犠牲になりました。今月、56基の砂防ダムがすべて完成しました。
一方、広域避難用の道路はまだ3割ほどしか整備されていないなど復興への道のりは半ばです。