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東京都「最も深刻な警戒レベル」維持

2020年8月20日 15:31
東京都「最も深刻な警戒レベル」維持

東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、「新規の感染者数は依然、高い水準を維持している」などとして、引き続き、最も深刻な警戒レベルを維持しました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者と接触歴等不明者数は高い水準を維持しているということ。もう一つは都全域、リスクの高い高齢者に感染が広がっている。重症患者数の増加に伴い、医療機関への負担が強まっている」

東京都は専門家を交えた分析会議を開き、新規の感染者数は前の週からわずかに減少傾向にあるものの、依然、高止まりしていることや、40代以上と10代以下の割合も増加していることなどから、引き続き「感染が拡大している」として、最も深刻な警戒レベルを維持しました。

感染経路別では、全世代で家庭や同居する人からの感染が最も多くなり、その割合は10代以下では70%、40代以上の世代でも50%を超えました。

一方、医療提供体制ついて、専門家からは、「収束の兆しが見えない中で医療機関の負担が強まっている」との危機感も示されました。

都は新たに100床を追加し、2500床確保しましたが、このうち64.6%が埋まっているということです。