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専門家「徹底的に感染者減らす必要」都会議

2021年9月30日 17:34
専門家「徹底的に感染者減らす必要」都会議

新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議で、専門家は、「感染状況」の警戒レベルをこれまでの最も深刻なレベルから、一段階引き下げました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の増加比でありますが、6週間連続して低下を続けております。感染拡大のリスクが高くなる冬に備えて、新規陽性者数を徹底的に減らしておく必要があります」

東京都医師会・猪口正孝副会長「重症患者数は高い水準で推移しており、医療提供体制の負担が大きい状況にあります」

都内の感染者の7日間平均はおよそ296人となり、第4波と第5波の間の最小値を下回る水準まで減少し、感染状況についての警戒レベルはおよそ10か月ぶりに最も深刻なレベルから一段階引き下げられました。

一方、重症者数は29日時点で107人に減少しましたが、いまだ高い水準で推移していて、医療提供体制については依然、最も高い警戒レベルを維持しています。専門家は「この状況下で新規感染者が増加に転じれば、短期間で危機的状況になる」と危機感を示しています。

また、感染者に占める60代以上の高齢層の重症者の割合、死亡した人の割合について、ワクチン接種が進んだ6月以降、減少が見られると報告されました。

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