荒川沿い7区長 水害への強い危機感を共有
全国各地で水害が相次ぐ中、東京都心の荒川沿いにある7つの区などが協議会を立ち上げ、参加した区長らは、懸念される荒川の氾濫に強い危機感を示しました。
24日に集まったのは、荒川沿いの7つの区の区長で、去年の台風19号の時に荒川から都心に注ぐ隅田川の氾濫を防いだ「岩淵水門」などを視察し、水害への強い危機感を共有しました。
足立区・近藤やよい区長「7区の区長が同じ目的で集まるのは(区長を)13年やっているが初めての経験。各区とも非常に高い危機感を覚えていることへの表れかと」
江東区・山崎孝明区長「これから我々各区、力を合わせて国や都と一緒になって、住民の安心のために頑張っていかなければいけないと思いました」
また、国土交通省、荒川下流河川事務所の早川所長は、「都や国交省の強いパートナーシップのもとで、荒川下流域の『流域治水』を本日から開始したい」と話し、24日に発足した協議会は今後、住民自身が避難計画を策定するタイムラインの普及や、浸水リスクが低い「高台」を活用したまちづくりなどを押し進めていくことになります。