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“ECMO”医師ら危機感…ひっ迫「限界」

2021年8月26日 21:37
“ECMO”医師ら危機感…ひっ迫「限界」

新型コロナウイルスの重症患者の増加にともない、「人工肺=ECMO」などに精通した医師らを全国に派遣するNPO法人が会見し、医療現場のひっ迫状況を「限界だ」と危機感を表しました。

NPO法人 日本ECMOnet・竹田晋浩理事長「今のキャパシティーはそろそろ重症患者に関しても限界だと思っています」

重症患者の最後のとりで「人工肺=ECMO」や人工呼吸に精通した医師らで構成された「NPO法人 ECMOnet」が26日に会見を行い、新型コロナの重症者を受け入れる医療機関がひっ迫していると危機感を表しました。

ECMOnetは沖縄県にのべ200人以上医師らを派遣するなどしてきましたが、今後、都市部から地方への感染拡大で、「10の県から派遣してくださいと言われた場合は、現実的に不可能」と述べました。

また、今月に入り、ECMOを装着した患者はおよそ130人で、50代以下が8割を超えているということで、中年以下の人に感染予防を呼びかけました。