島しょ部に医師ら派遣 父島でワクチン接種
医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な島しょ部を支援しようと、東京・小笠原村の父島に医師らが派遣され、島民への新型コロナウイルスワクチンの集団接種が行われています。
父島に派遣されたのは、東海大学医学部付属病院の医師らあわせて10人です。接種対象は父島に住む12歳から64歳のおよそ900人で、22日午前9時から、島内にある海上自衛隊の体育館で集団接種が始まりました。
接種を受けた父島の島民
「これから夏に向けて多くの観光のお客さんの来島がある中で、いつもより安心して過ごせるなと思って、今ホッとしています」
父島では先月から高齢者接種が始まっていますが、診療所が1か所しかなく、ワクチン接種で通常医療に影響が出ないよう、島外から医師らが派遣されました。父島の集団接種は22日と23日の2日間行われます。