新幹線 車いすスペースを増やす決定
新幹線を、車いすでさらに多くの人が利用できるよう、国土交通省は設置基準を見直し、車いすスペースを増やすことを決めました。
新幹線の車いすスペースは、これまで1から2席以上の設置を義務づけていますが、利用者から少ないとの指摘が出ていました。
このため、国交省やJR各社、障害者団体でつくる検討会は、設置基準を改め、車いすスペースを増やすことを決めました。
新基準では、定員に応じて1編成あたり3から6席以上の設置をJR各社に求めていて、東海道・山陽新幹線では、車いす利用者が優先的に使える多目的室のほかに、車いすスペースが6席以上設けられることになります。
新たな基準は新型車両から適用されますが、既存の車両にも改造等で可能な限りスペースの増加を求めることにしています。