河井夫妻公判 検察139人の証人尋問申請
公職選挙法違反の買収の罪に問われている前法務大臣の河井克行被告と妻・案里被告の第2回公判で、検察側は、139人の証人尋問を申請しました。
第2回公判は、28日午前10時からおよそ2時間開かれました。河井克行被告は薄いグレーのスーツに白いワイシャツ姿、案里被告は紺色のスーツにグレーっぽい色のシャツを着て出廷しました。
28日の裁判では、克行被告側と案里被告側が同意した証拠について、検察官が法廷で証拠の中身について読み上げました。
克行被告が買収したとされる100人や陣営スタッフなどの供述調書のほとんどについて、克行被告側は同意しておらず、検察側は、139人の証人尋問を申請しました。そのうち46人については高齢などの理由で東京地裁には出廷せず、広島地裁と東京地裁を映像でつなぐなどの方法で尋問する意向だということです。
次回の第3回公判は9月1日午前10時から開かれる予定で、証人尋問がスタートします。証人尋問は、まず案里被告の選挙陣営の中心的人物4人について行われ、克行被告の陣営での役割や、「総括主催者」の立場といえるかどうかについてなどが審理される見通しです。