自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、派閥側が、キックバックした金額を議員ごとにリスト化した、一覧表を作成していたことが、関係者への取材でわかりました。

自民党の安倍派、「清和政策研究会」のパーティー券をめぐっては、これまでに、所属議員の大半が、収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられることがわかっています。

その後の関係者への取材で、派閥側が議員ごとのパーティー券の販売金額やキックバックしたノルマ超過分の金額をリスト化した、一覧表を作成していたことがわかりました。

また、パーティー券を購入した団体からの入金状況についても、一覧表にして派閥から議員側に、共有されていたということです。

ノルマ超過分の一覧表は、東京地検特捜部も派閥側から任意で提出を受けたとみられ、特捜部は派閥によってキックバックの仕組みが組織的に管理されていた可能性もあるとみて、実態解明を進めていくものとみられます。