“英国ワクチン”日本国内での臨床試験開始
日本政府が供給を受けることで基本合意し、イギリスのオックスフォード大学などが開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、日本国内での臨床試験が先月下旬から始まったことがわかりました。
国内で臨床試験が始まったのはオックスフォード大学と製薬大手「アストラゼネカ」が共同で開発しているワクチン「AZD1222」です。
イギリスなどではすでに最終段階の臨床試験が行われていますが、アストラゼネカによりますと、先月下旬からは日本国内の複数の病院でも臨床試験が始まりました。
18歳以上の男女およそ260人を対象に行う計画で、まずは、安全性を確かめるとともに、新型コロナウイルスに対する免疫反応が見られるかどうかを確認するということです。
このワクチンをめぐっては、先月7日、日本政府とアストラゼネカとの間で、来年初めから1億2000万回分の供給を受けることで合意しています。