待機児童が過去最少 今年度末ゼロは厳しく
希望しても認可保育所などに入れない「待機児童」の数がことし4月時点で全国で1万2439人と、過去最も少なくなったことがわかりました。
厚生労働省によりますと全国の待機児童数は、ことし4月時点で去年の同じ時期より4333人減少し、1万2439人となりました。
3年前の半数以下になっていて、調査を開始した1994年以来、最も少ないということです。一方で、国は今年度末までの「待機児童ゼロ」を目標に掲げていますが、加藤厚生労働相は、厳しい見通しを示しました。
加藤厚生労働相「コロナ感染症に責任を転ずるわけではありませんけれども、なかなかそのことが取り組み自体を難しくしている」
また、国は女性の就業率82パーセントを目標としていて、厚労省は2024年度末までに10万人以上の児童の受け皿を整備する必要があるとしています。