奄美は強風域に…広範囲に避難勧告<中継>
近年稀にみる勢力で沖縄や奄美、九州に接近する見込みの台風10号について、気象庁は5日、津波のような高潮災害が起きる恐れもあるとして、雨風が強まる前に避難するよう強く呼びかけました。
すでに台風の強風域に入っている鹿児島県の奄美大島・龍郷町から中継です。
海岸には大きな白波が次から次に押し寄せ、海はかなり荒れています。5日午後5時現在、雨は降っていないのですが、時間帯によっては横なぐりの強い雨が降り、天気は非常に不安定です。風は時間を追うごとにどんどん強くなってきていて、沖永良部では最大瞬間風速21.6メートルを観測しています。
奄美地方の広い範囲に避難勧告が出されています。暴風に備え、庭の木の処理や片付けに追われる人の姿も見られました。
避難所では、検温や手の消毒など新型コロナ対策も行われています。
「初めて避難しました」
「家は窓ガラスに段ボールを貼って養生して、あとは命だけ守るために来た」
奄美地方は6日未明に暴風域に入る見込みで、最大級の警戒が必要です。