返礼品は「防災シェルター」…栃木・矢板市に1億円の寄付金
ユニークな返礼品が話題となる「ふるさと納税」。栃木県矢板市の目玉は、地元の会社が製造・販売している地下の防災シェルターです。特殊な空気ろ過機や、水を使わないトイレなどを備えています。
その寄付金の額は1億円。しかも、申し込んだ人がいるのです。
矢板市によりますと、去年12月、兵庫県に住む50代の会社役員男性から、寄付の申し込みがあったといいます。個人としては、全国でも最高額のふるさと納税とみられるということです。
栃木・矢板市 齋藤淳一郎市長
「正直な気持ち、まさか寄付してくれる人がいるとは思わなかった。(男性は)ふるさと納税の納税しようと思っている予算が1億円だったそうです。非常にありがたい。この一言に尽きます」
これで矢板市の今年度の寄付金の申込額は、約2億1700万円となり、前年度の同時期と比べ、2倍以上になりました。寄付をした男性は、1億円の使い道について「市長にお任せ」を希望したということです。