都道府県「魅力度ランキング」 16年連続の“絶対王者”は？ 秋田は9位↑、福井7位↑…急上昇のワケ【#みんなのギモン】
そこで今回の#みんなのギモンでは、「あなたの街の魅力度は？」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。
●絶対王者・北海道 強さのワケは？
●順位急上昇 話題のアレ
■地元の順位の上がり下がりは？
「みんな大好き、都道府県の魅力度ランキング（地域ブランド調査2024、ブランド総合研究所）が今年も発表されました」
「1位は16連続で北海道。絶対王者ですね。2位は京都、3位は沖縄、4位は東京で、ここまでは去年と変わりません。5位は鈴江さんの出身地の神奈川で、去年から2つ順位を上げました」
鈴江奈々アナウンサー
「うれしいです」
近野解説委員
「6位は福岡、7位は大阪。15位は千葉で、今年ディズニーシーに新しいエリアがオープンしました。大きく順位を上げているのは18位の秋田で、去年から9つ上昇しました」
「28位は愛媛で、サウナ好きにはたまらない、ニフティの温泉サウナランキングで2年連続日本一のサウナがあります。30位はわがふるさとの新潟で、31位は瀧口さんの出身地の福井。福井は去年から7位も順位を上げています」
瀧口麻衣アナウンサー
「がんばっています。うれしいです」
近野解説委員
「斎藤さんの出身地の群馬は41位で、去年から3つアップしています。森さんの出身地の埼玉は46位で、47位は佐賀でした。あくまで1つの統計です。それぞれいい所があり、皆さん郷土愛にあふれているので、伝えたいことは山ほどあると思いますが…」
■紅葉が見頃…観光地の多い北海道
近野解説委員
「14日まで3連休という方も多かったと思います。北海道の観光地もにぎわっていました。北海道は、いままさに紅葉が見頃です。鮮やかな青い池と紅葉が楽しめる美瑛町では、駐車場に行く道に車の列ができていました」
「札幌市の豊平峡ダムへの送迎バス乗り場には、外国人観光客などの長い列ができていました。バスに乗り込みトンネルを抜けると、広大なダムの周りにそびえ立つ山肌に、黄色やオレンジ、赤など色づいた木々のコントラスト。これから、より鮮やかになりそうです」
「結局、観光地が豊富なんですよね」
森アナウンサー
「食べるものもおいしいですしね。そりゃ北海道には勝てませんよね」
■市区町村別でも北海道からランクイン
近野解説委員
「魅力度ランキングには、市区町村別もあります。トップ10の中に北海道は4つの自治体が入っています。函館市・札幌市・小樽市・富良野市です」
「中でも函館は1位。夜景も誰でも知っていますし、今年はアニメ『名探偵コナン』の劇場版の舞台になったことで、より多くの人たちが訪れたいと考えたようです」
斎藤佑樹キャスター
「第二のふるさとのようなもので、誇らしいです」
■神奈川と静岡の人気の背景は？
近野解説委員
「続いて注目したいのは、順位が2位アップして過去最高タイ5位に浮上した神奈川です。安定人気の横浜市や鎌倉市、箱根町に加え、横須賀市や茅ヶ崎市など市区町村別の魅力度の順位が上がっているところが多くあります」
「特に箱根町は宿泊施設の人気がとても高く、魅力度アップに貢献しています。去年の外国人観光客の数は前の年に比べて827.2％となるなど、コロナ禍明けのⅤ字復活も非常に好調なようです」
鈴江アナウンサー
「東京と横浜の間は30分ほどで列車で移動できますし、観光地がギュッと詰まっています」
森アナウンサー
「いやいや、さいたま市と東京も30分くらいですよ」
鈴江アナウンサー
「横浜や鎌倉、箱根など行きたい場所に1日で移動できてしまうぐらいの距離感です。海と山もあります」
森アナウンサー
「埼玉も、大宮や浦和はいつでも行けます」
近野解説委員
「そして、初のトップ10入りとなった9位の静岡。20代の方の評価が今回上がっているそうです。調査した側もその理由ははっきりとは分からないそうですが、スポーツでの評価が上がっているのが一因かもしれないといいます」
斎藤キャスター
「プロ野球の2軍チーム『くふうハヤテ』が新しくできましたからね」
近野解説委員
「それが、サッカーに加えて新しい魅力になっているのかもしれません」
■富士山が見える温泉と魚…焼津の魅力
近野解説委員
「また、焼津市も人気です。海の幸がおいしい所としては知られていますが、焼津温泉は温泉総選挙のリフレッシュ部門で去年まで5年連続１位です」
「ホテルアンビア松風閣は高台の上にあり、海と富士山が見える絶景の露天風呂があります。この温泉につかり、おいしい魚を食べたらリフレッシュできますよね」
森アナウンサー
「妻の祖母の実家が焼津で、このホテルも行ったことがあります。食べ物はおいしいし温泉もあって、最高なんです」
■映画が話題で…秋田・にかほ市に注目
近野解説委員
「何かしら話題になると大幅に順位が上がることが多いようです。その1つが秋田です。去年から9つ上がって18位になりました。今年6月に公開され、100万人以上を動員したアニメ『ルックバック』のゆかりの地として急上昇しました」
「原作者の藤本タツキさんの出身地が秋田・にかほ市。そこが映画の舞台になっているといわれていて、20代からの評価が高まっているということです」
森アナウンサー
「めちゃくちゃ泣ける映画でした。気持ちは分かります。行ってみたいです」
■大館市「秋田犬の里」も根強い人気
近野解説委員
「大館市にある『秋田犬の里』も根強い人気で、2019年のオープン以来、90万人ほどが訪れています。最近は外国人からの人気も高まっています」
鈴江アナウンサー
「行くだけでほっこり癒されそうですね」
■7位アップ…福井の“躍進”なぜ？
近野解説委員
「去年から7つ上がって31位になったのは福井。県民の悲願、北陸新幹線が敦賀まで延びたことが大きく影響しているようです」
瀧口アナウンサー
「福井県民も盛り上がりましたので、とてもいい感じになっていると思います」
■恐竜博物館のリニューアルが話題に
近野解説委員
「福井といえば恐竜王国。去年7月には、人気の福井県立恐竜博物館がリニューアルオープンし、話題になりました。ひとたび話題になると、旅やグルメの番組などで目にする機会が増え、『行ってみたい』という意欲も高まったとみられています」
瀧口アナウンサー
「迫力もありますしね」
■「海なし県」群馬と埼玉の魅力は？
近野解説委員
「埼玉と群馬、一言ずつ魅力の発信もお願いします」
斎藤キャスター
「内陸で海に面していないですが、群馬には草津や四万の温泉があります」
森アナウンサー
「埼玉は深谷ネギですね」
斎藤キャスター
「下仁田ネギがあります」
森アナウンサー
「やっぱり海が必要ですね…。魅力というのはランキングじゃないですよ。そこに住んでいる人の温かさがあると思います」
近野解説委員
「地元の順位の上がり下がりに一喜一憂しがちですが、1つ1つ見ていくと、これまで知らなかった魅力にも気づかされます。ランキングをきっかけに『行ってみようかな』という気持ちが生まれるかもしれません。皆さん参考にしてください」
（2024年10月15日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より）
【みんなのギモン】
身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、
日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。（日テレ調査報道プロジェクト）
