7月以降、女性の自殺が増加傾向に
自殺対策を行っている団体がコロナ禍での自殺の動向について分析し、7月以降、特に女性の自殺が増加傾向にあると公表しました。
分析では、今年4月から6月までの自殺者数は例年より減っていて、特に前の年と比べ、4月、5月は15パーセント前後減少しましたが、背景として「人々が、新型コロナによる死への恐怖で自分を守ろうとする意識が高まった可能性がある」としています。
一方、7月以降、自殺者数は増加に転じ、特に女性が目立つとし、経済問題や育児の悩みなどがコロナの影響で深刻化した可能性があると分析しています。
また、有名俳優の自殺が報じられた7月18日以降の1週間は自殺者数が「有意に多かった」としています。
団体は、悩みを深刻化させる前に周りの人に相談したり、SNS相談などを利用して欲しいと呼びかけています。