克行被告出廷、ほぼ証言拒否 案里被告裁判
公職選挙法違反の罪に問われている参議院議員の河井案里被告の裁判に、夫で元法相の克行被告が証人として出廷し、ほぼすべての質問に対し、証言を拒否しました。
22日の案里被告の裁判には、克行被告が証人として出廷しました。克行被告は自らの裁判がストップして以来、約1か月ぶりの法廷となりましたが、検察側のほぼすべての質問に対し、「私自身の裁判で必要なことをお答えします」と終始、大きな声で証言を拒否しました。
そんな中で、案里被告が1人で現金を渡したとされている内容について質問されると、「裁判長!妻がどなたに渡したか知りません」と答えました。
法廷で夫妻が目を合わせることはなく、また、検察官から夫妻のお互いの呼び名について質問されると、ふっと笑ったり、「真面目な質問ですね」などと述べる場面もありました。