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東京493人感染 大規模クラスターなし

2020年11月18日 16:52
東京493人感染 大規模クラスターなし

新型コロナウイルスの感染者が増加している東京都内で、新たに493人の感染が確認されました。一日の感染者としては過去最多となりました。

都内の感染者は、17日から一気におよそ200人増えて493人と、500人に迫る人数となりました。都の幹部は「検査体制の拡充もあり、今後も更に増える可能性がある」とした上で、「一人ひとりの感染防止の意識が重要になる」と話しました。

都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの493人で、第2波の8月1日の472人を上回り、過去最多となりました。大規模なクラスターは発生しておらず、幅広い世代で、家庭内や職場内感染などが積み上がったということです。

都内では、夏の第2波から感染者数が下がりきらず、高い水準のまま再び増加傾向に転じたため、担当者も「踏み切り台が高いままで、ここをスタートに感染が拡大すると非常に危険だ」と警戒感を示しています。

一方で、第1波、第2波の時と比べ、検査体制が拡充され、一日最大4万6000件の検査ができるようになったことも、感染者数の増加に影響しているとみられます。

また、重症者は17日、緊急事態宣言解除後で最多の42人となりましたが、18日は3人減って39人となりました。

都はこうした状況を受け、警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げる方針で、19日、小池知事が臨時会見を開いて、感染防止の徹底を強く求めることにしています。