「年末特別警戒」密輸の取り締まり強化
東京税関は、8日から、違法薬物や金などの、密輸の取り締まりを強化する「年末特別警戒」を行っています。
東京税関 榎本直樹税関長「年末特別警戒を実施し、厳格な密輸取り締まりを行います。密輸は我々が阻止する。そういう強い意識を持ち、国民の期待に全力で応えていただきたいと思います」
コロナ禍の今年の12月は、旅行客の出入国などは少ないものの、輸出入の貨物や国際郵便は、例年通り増加するため、これに伴う、違法薬物や、金などの密輸が懸念されています。
このため東京税関は、8日から10日間「年末特別警戒」を実施することにしていて、8日の出陣式では、麻薬探知犬などによる貨物検査が行われました。
東京税関によりますと、今年上半期で、およそ295キログラムの覚醒剤などの違法薬物を摘発していて、年末に向けて、職員や探知犬を増やし、水際の取り締まりを強化したいとしています。