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世界初「はやぶさ2」“地球圏外ガス”を

2020年12月15日 16:10
世界初「はやぶさ2」“地球圏外ガス”を

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルから採取されたガスは、小惑星「リュウグウ」のものであると確認されました。地球圏外からガスを持ち帰ることに成功したのは世界初の快挙です。

はやぶさ2プロジェクトマネージャ・津田雄一さん「これで『はやぶさ2』はサンプルリターンミッションを、完全完遂できたことになります。ずっと心血を注ぎ、やり遂げた先がこのような大成果につながり感無量です」

「はやぶさ2」が地球に届けたカプセルからは、ガスが採取されていましたが、分析の結果、小惑星「リュウグウ」のものであると判断されました。地球圏外から気体状の物質のサンプルを持ち帰ることに成功したのは世界で初めてです。

また、15日午前、サンプルが入っている容器の3つの部分のうち1つを開封したところ、「リュウグウ」のものとみられるごろごろとした黒い砂の粒が多数入っていることも確認されました。

これは、去年2月の1回目のタッチダウンで採取されたものと考えられ、量も、研究に必要な量を確実に超えているため今後、様々な分析が行えると期待が高まっています。

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