調布市で相次ぐ“空洞”工事影響の可能性は
今年10月に東京・調布市の市道が陥没、周辺に2つの空洞があることがわかった件で、18日、NEXCO東日本が調査の中間報告を行いました。
2か月前、東京・調布市の住宅街に、突如出現した大きな穴。縦5メートル、横2.5メートルの、この穴は、一晩かけ埋められましたが。
NEXCO東日本 担当者「幅約4メートル、長さ約30メートルの空洞が確認された」
周辺で、トンネル工事を担当するNEXCO東日本が、穴と工事との因果関係を調べるため、地盤調査を行ったところ、新たに空洞を発見。
空洞が見つかったのは、穴からわずか40メートルほどの場所。高さ、およそ3メートルの空洞が、30メートルほどにわたり、できていたということです。
さらに、これだけにとどまらず、先月21日には、穴から南に20メートルほどの地下に27メートルにも及ぶ長さの空洞も見つかっています。
調査の中間報告会見で、NEXCO東日本は。
NEXCO東日本 担当者「陥没箇所を含む、空洞の要因の一つである可能性が高い。現時点では陥没・空洞事象の形成された理由特定には至っていないため、現在も一部調査を継続しております」
具体的なメカニズムの特定はできていないものの、陥没や空洞の発生にトンネル工事が影響を与えた可能性があるとしました。
近隣住民は…。
近隣住民「なぜ事前に確認できなかったのか、ということがわかればもっと良かった。損害が出た部分に関しては補償はしてほしい」
近隣住民「(工事が再開したら)本当に静かな穏やかな、今まで通りの生活が送れるのか心配」
NEXCO東日本は、引き続き調査を行い、年度末には最終報告をまとめるとしています。