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住宅街陥没 8月から騒音や振動など急増

2020年12月27日 17:33
住宅街陥没 8月から騒音や振動など急増

今年10月、東京・調布市の住宅街で陥没や空洞が見つかった問題で住民らがアンケートを行った結果、8月から騒音や振動などの被害が急に増えていたことがわかりました。

この問題は、今年10月、外環道のトンネル工事が行われていた調布市の住宅街で道路が陥没したほか、地中に空洞が見つかったもので、NEXCO東日本はすでに、工事との因果関係を認めています。

地元住民らは被害の状況などを把握するため、今月に入って、アンケート調査を行い、陥没現場周辺の132軒から回答を得たと言うことです。その結果、建物被害の報告は58軒にのぼり、ドアや床の傾きが19件、コンクリートのひび割れが17件報告されました。

また、およそ8割の102軒で騒音や振動などを感じ、陥没が起きたのは10月ですが、8月からこうした被害は急に増えていました。

住民「目に見える被害は人工的に繕うことができても、精神的な被害は簡単には埋められませんし、未来のお子さんから私たち老後もずっとただ安心して安全に日々の暮らしをしたい。ただそれだけです」

他にも、「子供が不眠になって通院している」や、将来的な被害に対する補償への不安などが寄せられているということです。