新幹線の架線復旧訓練 作業員の感電事故を受け JR東日本
ことし1月、埼玉県のJR大宮駅近くで発生した架線トラブルを受け、JR東日本は切断された新幹線の架線を復旧する訓練を公開しました。
訓練は、新幹線の架線が切れて垂れ下がったという想定で行われました。
1月のトラブルでは、停電を確認する前に架線の近くで作業の準備をしていたため、作業員が感電してケガをする事故が起きています。
このためJR東日本は、ルールを改め、停電を確認できるまでは架線に近づかないこととしていて、18日の訓練ではその手順や、停電検査の流れを確認しました。その後、新たな架線を切れた部分に取り付け、応急復旧する訓練を行いました。
架線の復旧訓練は定期的に行われていて、JR東日本は「訓練を継続し安全な環境を整えるとともに、作業の技術向上を図っていきたい」としています。