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原因不明の小児肝炎 国内で初めて1人の死亡確認

2023年4月3日 14:12
原因不明の小児肝炎 国内で初めて1人の死亡確認

原因不明の子どもの急性肝炎の疑いがある事例で、国内で初めて1人の死亡が確認されたことがわかりました。

原因不明の子どもの急性肝炎は、イギリスやアメリカなどで報告が相次ぎ、厚生労働省は去年4月、自治体などに対し、同様の症例の報告を求めていましたが、先月16日までに162人の報告があったということです。

国立感染症研究所によりますと、2月16日まででは156人の報告がありましたが、このうち肝移植が必要になった症例が3例、死亡が1例確認されたということです。

国内で死亡が確認されたのは初めてで、年齢や性別などは公表されていません。

感染研によると、報告のあった156人の年齢は1歳から9歳で、男の子が84人、女の子が72人、地域的な偏りはみられず、原因となる病原体や発症時期に、明らかな傾向は認められないということです。