両陛下、輪島市の避難所訪問 被災者お見舞い
豪雨災害のお見舞いのため、石川県の能登地方を訪問中の天皇皇后両陛下は、輪島市の避難所を訪れ被災者を見舞われました。
女子中学生ら4人が亡くなった輪島市久手川町の視察を終えた天皇皇后両陛下は、午後3時すぎ、避難所のひとつ、輪島中学校に到着し坂口茂輪島市長と校長の出迎えに応えられました。
この避難所では、現在30世帯51人が避難生活を送っています。
両陛下は避難している被災者を見舞われ、腰を落としながら被災者ひとりひとりの目を見て声をかけられました。
9月の奥能登豪雨で輪島市は甚大な被害を受け、市内では10人亡くなりました。現在も市内に14か所の避難所が開かれ、282人が避難生活を余儀なくされています。
両陛下はこれまで、能登半島地震の被災地としてことし3月に輪島市と珠洲市、4月に穴水町と能登町をお見舞いのために訪問されていました。
両陛下はこのあと、災害対応に尽力した人にねぎらいの言葉をかけられる予定です。両陛下は17日夜、帰京されます。