両陛下、輪島市の氾濫被害地区で黙とう 豪雨被災地訪問
豪雨災害のお見舞いのため、石川県の能登地方を訪問中の天皇皇后両陛下は17日午後、輪島市久手川町で黙とうを捧げられました。
石川県を日帰りで訪問中の天皇皇后両陛下は、午後3時まえ、川が氾濫し住宅が流されるなどの被害があった輪島市の久手川町地区に到着されました。
この地区では、9月の記録的な豪雨で塚田川が氾濫し、住宅4棟が流され、中学3年生の喜三翼音さんら4人が亡くなりました。
坂口茂輪島市長が被災状況などを説明し、両陛下は犠牲者が出た地区に向かい深く頭を下げられました。
9月の奥能登豪雨で輪島市は甚大な被害を受け、市内では10人が亡くなりました。現在も市内に14か所の避難所が開かれ、282人が避難生活を余儀なくされています。
両陛下はこれまで、能登半島地震の被災地としてことし3月に輪島市と珠洲市、4月に穴水町と能登町をお見舞いのために訪問されていました。両陛下はこのあと避難所を訪問し、現在もなお避難生活を送る住民らと懇談されます。