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コロナ影響…大学生就職内定率“5P”低下

2021年1月15日 15:40
コロナ影響…大学生就職内定率“5P”低下

新型コロナウイルスの影響により、大学生の就職内定率が5ポイント近く低下していることがわかりました。

文部科学省などの調査によりますと、この春、卒業予定の大学生の就職内定率は、先月1日時点で82.2パーセントと前の年の同じ時期に比べ4.9ポイント低下していることがわかりました。

新型コロナウイルスの影響で採用が減っていることや、必要な実習を行うのが遅れたことなどが原因とみられます。観光や航空など希望する職種で採用がない人もいるため、文部科学省などは、卒業や修了後、少なくとも3年以内は新卒者と同等の扱いをするなど、柔軟な対応を経済4団体に要請しています。

一方、高校卒業予定者の就職内定率は80.4パーセントと前年の同じ時期に比べ3.2ポイント上昇していますが、就職難を見越した学生たちが進学を選び、就職希望者が減ったことが理由の一つとみられます。