まるで、ほほえんでいるかのように見えるフクロウ。かわいらしい寝姿を見せていたのはアフリカオオコノハズクの「ポポちゃん」。このポポちゃん、ある行動で一躍人気者になりました。

今からおよそ１３年前。スっと体を細くして大変身！天敵が現れた時など警戒した時の習性だといいますが、この急変ぶりが注目され、全国的な人気者になりました。

しかし、現在１７歳。人間で例えると７０歳ほどになります。そのため園では、体調などを考慮し３月末で展示をやめることにしました。園の人気者になった時も担当していた飼育員が、当時を振り返りました。

掛川花鳥園バード統括・北條龍哉さん「我々からしてみると、やっているのが当たり前で、特に珍しい行動ではないという認識があった。お客さまから見ると、そういった生き物が元々持っている行動は、とても物珍しくかわいく映った」

そんなポポちゃんも現在は高齢となり、あのシュッとした姿を見ることも少なくなったといいます。

来園者「シュッと怒っているかのような、だけど普通の時は全然違ってかわいくて、そのギャップがすごいかわいい。ゆっくり休んでほしい。お疲れさまでした」

園内に設置された寄せ書きノートには、多くの感謝のメッセージが寄せられています。ポポちゃんは引退後、お客さんからは見えないバックヤードでゆっくり過ごすということです。